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トミー (アルバム) : ミニ英和和英辞書
トミー (アルバム)[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

トミー (アルバム) : ウィキペディア日本語版
トミー (アルバム)[ちょうおん]

ロックオペラ“トミー” ( Tommy ) は、イギリスのロックバンド、ザ・フー1969年5月に発表した通算4枚目のスタジオ・アルバム。全英2位〔WHO | Artist | Official Charts 〕、全米4位〔The Who - Awards : AllMusic 〕。「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・ベストアルバム500」において、96位にランクイン。
==概要==
ロックンロールオペラを融合させた画期的な作品であり、ザ・フーのキャリアにおいても重要な位置に占める作品である。ロックオペラを確立したアルバムでもあり、また、その後の世界に多くの影響を与えた。このアルバムのヒットにより、ザ・フーはシングルヒットを量産するヒットソングバンドのイメージから脱却し、アルバムアーティストへ転換することに成功した〔レコード・コレクターズ増刊『ザ・フー アルティミット・ガイド』(2004年)100頁〕。後述するようにオーケストラとの共演、映画、再結成ライブでの演奏、ブロードウェイミュージカル化と、様々なメディアで何度も発表されている。三重苦の少年トミーを主人公にした物語は若者、またはピート・タウンゼント自身の孤独や苦悩を反映させたスピリチュアルなもので、タウンゼントが傾倒しているインド人導師ミハー・ババの影響が初めて作品に顕著に現れたものである〔レコード・コレクターズ増刊『ザ・フー アルティミット・ガイド』(2004年)66頁〕。1969年から70年にかけてのツアーではライブの中盤に必ずほぼ全曲演奏され、その様子は『ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間』『ワイト島ライヴ1970』といった映像作品で観ることができる。
オペラの雰囲気を高めるために、リードボーカルは主人公であるトミーの心情を歌う曲ではロジャー・ダルトリーが、他の人物や語り部の役割の曲ではタウンゼントが担当している。ただし、「クリスマス」、「ピンボールの魔術師」、「鏡をこわせ」等、トミー以外の人物の台詞を歌う曲でもダルトリーがリードをとる場合や、逆に三重苦から解放されたトミーの喜びを表した「センセイション」ではタウンゼントがリードをとる等、パターン通りになっていない曲も多い。ジョン・エントウィッスルも自作曲2曲でリードボーカルをとっている。
このアルバムから「ピンボールの魔術師」が先行シングルとしてリリースされ、全英4位の大ヒットとなった。また「シー・ミー・フィール・ミー」や「僕は自由だ」(アメリカのみ)がシングルカットされた。この他、1970年11月にはアルバムから4曲をカットしたEP盤もリリースされたが、当時はすでにEPというフォーマット自体が古くなっており、こちらは話題にはならなかった〔レコード・コレクターズ増刊『ザ・フー アルティミット・ガイド』(2004年)128頁。〕。
カヴァーのデザインはマイケル・マッキナニーによる。LP盤のジャケットは3面開きになっており、歌詞カードも封入され、ザ・フーの作品中最も豪華な作りになっている〔レコード・コレクターズ増刊『ザ・フー アルティミット・ガイド』(2004年)8頁。〕。ジャケットには、オリジナル版ではメンバーの顔が写されているが、リイシュー盤ではメンバーが写っていないものもある。
本作はタウンゼントの崇拝するミハー・ババに捧げられており、アルバムには彼の名が「アバター」としてクレジットされている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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